パンの美味しい食べ方のご提案 〜クロックムッシュ〜

「ポピュラーなクロックムッシュは食パンで作りますが、今回はライ麦や全粒粉を使用したどっしりしたパンで作ります。メゾンカイザーではそれらのパンを『トゥルト』とか『パンオセーグル』という名前で販売しています。私はこっちのほうが好みかなぁ。」
メゾンカイザー仙台がおススメする、パンを美味しく食べるヒントを今年よりお伝えして参ります。参考にしていただけたらとても嬉しいです。
今回の美味しい提案は、クロックムッシュです。フランスのビストロでは定番のメニューで、最近ではコンビニでも売られているくらい日本でもポピュラーなアイテムになりました。手軽に作れて、作り置きも可能なので朝食や軽食としても人気です。サラダを添えれば立派おもてなしのプレートにもなります。

「トゥルトはしっかり焼きこんだパン。スライスはパン切ナイフで。しっかり固定して危なくないように切ってください。お家にナイフがなかったら、お店で私がスライスしますね。」

「スライスの厚さはこのくらいが私の好み。厚すぎると女子には食べにくいから…。」
1. さあ、作りましょう。
今回は、トゥルトで作るタイプです。日本のパン屋さんだと食パンで作るのがポピュラーですが、パンの酸味やカリカリの食感がとても美味しく、一味違ったクロックムッシュに仕上がりますよ。
まずは材料から。パン、ハム、ベシャメルソース(ホワイトソース)、チーズです。チーズとハムはお好みですが、普通にプレーンなものを。ベシャメルソースは、塩加減がマイルドなものをご準備ください。お好みでブラックペッパーもあるとより美味しく仕上がります。
使用するトゥルトは、パン切ナイフで約1cmくらいの厚さにカットしましょう。

「ベシャメルソースはこのくらいかな?ソースは多い方が美味しけど、全体的にテイストが重くなっちゃうから、このくらいが私には丁度いいですネ。」

「ハムをのせまーす。ベーコンやチキンでもとっても美味しいです。」
2. ベシャメルソースを塗り、ハムを乗せる
2枚のパンそれぞれにベシャメルソースを塗り、ハムを乗せます。ソースもハムもお好みの量で構いませんが、あまり欲張りすぎると食べずらくなります。写真くらいが丁度よいです。
また、使用するソースやハムの塩味で、全体の味の仕上がりが大きく変わりますので、パンやハムの味をみて、ソースの塩味を調整すると良いでしょう。

「パンを重ねて、チーズをまんべんなくのせて…」

「できたー!この状態でしっかりラップしておけば、冷蔵庫で3日くらいなら問題なく保存できますよ。」
3. パンを重ね、チーズを乗せる
ベシャメルソースを塗った面を合わせるようにしてパンを重ねます。さらにパンの表面にあたる部分に、ベシャメルソースを塗り、チーズを乗せれば完成。美味そうに焼き上げるためにも、最後のソースとチーズはパンの端までしっかり乗せてください。

「あらかじめ温めておいたオーブンで3~5分焼けば・・・うーん!待ち遠しい!」

「出来たー!焼きたてアツアツが一番だけど、冷めても美味しいのがクロックムッシュのいいとこなんです。乾燥しないように粗熱が取れたらしっかりラップしてくださいね。」
4. パンをオーブンで焼いて、クロックムッシュの完成
最後にオーブントースターで焼いて完成。チーズに美味しそうな焦げ目がつけば、食べごろです。
パンの厚みや、ソースやチーズの量によっても焼き上がり時間が異なります。3分から5分の間で焼きあがるように調整すると、丁度良いでしょう。

「幸せ~!!皆さんも是非作ってみてください。」
5. さぁ食べましょう!
クロックムッシュは朝食や軽食として重宝するレシピです。ラップで冷蔵・冷凍保存することも可能なので、作り置きしておけば、いつでもすぐに焼きたてが楽しめます。冷凍保存した場合には、適度に解凍していただければ、美味しく焼き上げることができます。
また、クロックムッシュにアレンジを効かせて、オシャレなプレートにも応用できます。下の写真にもある、林さんのアレンジも素敵ですネ。お家にある食材で、色々試してみてください。

クロックムッシュの上に具材を並べて、見た目に華やかにアレンジ。私、こういうこともできるんですヨ。今回はサラダとサーモンとリコッタチーズを合わせて、仕上げにオリーブオイルとペッパーで素敵に仕上げました。ね、良いでしょう!