あれから10年。
ご機嫌いかが、ケンジです。
3月。確実に春ですが、いまだ寒い日もあり、もう少し暖かい服装での生活が続きそうですね。どの季節でも同じように、次の季節を待ち遠しく思うことはあるのですが、その中でも春は特別に感じます。行動が制限されるような寒い冬は、解放されたように行動できる暖かい春を待つことに、より強く想い願うようになるのでしょうか。春は芽吹く季節でもありますから、季節そのものが感動をもたらすのかもしれませんね。
コロナ禍の春の春ですが、桜を想い、感じる季節には変わりません。桜満開の春の景色を、大切な人と優しく眺める時間をとても待ち遠しく思います。
3月は東日本大震災を思い出す季節でもあります。
『3.11』、あの大地震から10年。私たちの会社も被災し、沢山の苦難と直面した時間でもありました。変化を迫られながら工夫の連続の時間が過ぎました。その中で思うことは、やはりこの地に生かされている私達ができること。そして、その思いと行動の循環が、お店や商品やサービスにと考える時間でした。
振り返るこの10年に、その行動や想いの結果を見つけようとしてしまいます。震災の影響により、生活や心のケアが必要な方が未だたくさんいる中、私達が出来ることや、したことの意味はとても小さなことですが、これからの時間もこの思いを継続していられるよう、目の前の大切な人、時間を大事に過ごしていきたいです。
10年後も、毎日パンを焼き、パンをお店に並べ、お客様やスタッフと笑顔で過ごす時間を迎えられたら…。そんな幸せを思いながら、今日もパンを焼きたいと思います。