メゾンカイザー仙台2014
ご機嫌いかが、ケンジです。 ご挨拶が遅れましたが、2014年、今年も宜しくお願い致します。 おかげさまで、年末年始、事故なく怪我なく営業することが出来ました。クリスマスのバタバタ営業の合間をぬって、ガレットデロワ作りを粛々と進め、年始のもっともっとバッタバタの営業準備を進める中、650個という過去最多の福袋を販売いたしました。いやーホントに大変でしたが、何とか乗り越えました。それもこれも、やっぱりスタッフみんなのおかげ、頭が上がらない。...頑張り屋の頼もしいスタッフたちです。 2014年、今年も新たな目標に向かってメゾンカイザー仙台はスタートしております。当たり前のことなんですが、更なるクオリティーの向上と、分かりやすく温かいサービスを進めること。これを軸に畑や新しいサービス・イベントでより身近にメゾンカイザーを感じていただく取り組みを重ねていきます。わたくし広報担当のケンジも、昨年はなかなかお伝え出来なかった、普段の職場風景やメゾンカイザーのパンの美味しさ、そして仙台だけの美味しく楽しいイベント情報をお届けできるように、出来る限りパソパソ(パソコンで頑張って仕事すること)したいと思います。 あらためまして、メゾンカイザー仙台2014を宜しくお願い致します。
フランスのお正月といえば、そう、ガレットデロワですよね。もともとは公現祭のお菓子といわれてますが、現在ではフランス全土で食べられる1月のお菓子です。みんなの集まるときには欠かせないゲーム性のあるもので、日本でもだいぶ浸透してきました。 メゾンカイザー仙台でも毎年お正月には販売していて、モチロン今年も販売しています。ガレットデロワ販売開始当初の5年前は、仙台での知名度は薄く、お客様へのご案内も難しかったのですが、今年は違います。僕は知らなかったんですが、某美形俳優の出演したドラマでガレットが紹介されたり、コンビニではお取り寄せカタログや店頭での販売が行われたりで、だいぶポピュラーになってきました。お客様からの反応もあり、「例の番組みました?メゾンカイザーさんでも売ってるんですね!買いに来ちゃいました。」なんて嬉しいお言葉も。やっぱ、影響力あるんですねェ、イケメンって。 というわけで、1月一杯はタピオ店でも三越店でも販売してますので買いに来てくださいね。 こないだのパン教室。コレ、ガレットのクープの練習中です。マジすぎて...無言です。 僕がまだまだ若いとき、長野県松本市に住んでいた頃の話です。 そん時の僕は、居酒屋と運送会社を掛け持ちしながらの毎日を送っていました。もともと、松本にはパンの修行で行ったはずなんですけどね、当時の僕は今以上に人間が出来ておらず、まぁ、イロイロあったんです。絶望の日々でしたが、何とか這い上がろうともがいていた時代でもありました。少しでもお菓子やパンを作りながら、この暗黒時代を乗り切れないかなぁ...こんなことを考えながら、料理運んだり荷物運んだりしていましたが、実際には、どうしていいのかわかりませんでした。時間も気力もきっかけも、自分では作り出せずにいたんです。 そんな毎日を送りながら迎えた年末、「あ、そういえばガレットの時期か、懐かしい...」と思い出した俺は、ハッ!とひらめきました。もしかして売れんじゃね?...。 次の日から、何とか合間をぬって自宅でガレット作りを始めました。モチロン売る為です。でも実をいうと、ガレットを作るのはその時が初めて。東京の修業時代には、触らせてもくれませんでした。それでも、あの時の見よう見まねでのメモを頼りに、本を買って参考にしてみたりで、試作を何度も繰り返し、何とか見れるようになったときには、ちょっと嬉しかったですね。今、あの時のガレットの写真を見ると冗談みたいな出来ですが、その頃の僕には、だいぶ職人としての励みと支えなったもんです。 さっそく職場の人に見せて、ついでに試食。感想を聞いて「美味しい。」とお褒めの言葉を頂けたら、「そうでしょ?コレたったの1,000円!安いでしょ。」なんてヤクザまがいのビジネスを敢行しました。結局20台くらい売ったかな?恥もためらいもなく、直でお客様から自分の作品に意見をいただき、何とかして買ってもらう。よくやったよなーと我ながら思います。衛生の面や、原価率のことなんかも全部無視した、ぜんぜん参考にもお金にもならないヤバい取組みでしたが、今の僕の職人としての基礎がそこにはあります。いやー、懐かしい。いい思い出です。...まぁでも、もう松本には行きたくはありませんけどね。涙でるんで...。 そんなわけで長話になっちゃいましたが、思いでタップリのガレットデロワ、一度食べてみてくださいね。当時のレシピのガレットではないので安心ですし、スタッフみんなの想いがタップリです。美味しいですよー。 更に、今月末にすごーく大きいガレットを作って、お客様に振舞います。このお菓子の特徴でもあるゲーム性や、みんなでお祝いするなんてところを生かして、お客様と一緒に楽しみたいと思っています。 さすがに全員にお配りするほど作れないので、ある程度の制限は設けましたが、大きさだけでも見る価値ありのスペシャルなガレットです。ぜひ31日の日は、タピオに遊びに来てくださいね。詳細は「みんなでガレットデロワを楽しもう!の会」のお知らせをご覧ください。31日お待ちしてマース! そういえば、今年からパン教室の時は、皆で帽子かぶってやってます。いいでしょ?
もうご存知ですよね?ガレットデロワ。
そういえば、このガレット。僕自身すごく思い出のあるお菓子です。