14年が経ち、いま重なります。
ご機嫌いかが、ケンジです。 周年祭。 毎年のことですが、この時期になると過去を振り返ることがどうしても多くなります。 「あの時はさぁ...。だったよねぇ。」 まるで武勇伝を誇るがごとく、ついつい皆に話しかけちゃいます。おそらく聞かされてるほうは、『ウゲ!またかぁ...マジで何回目だよ!?』なんて思っているんでしょうね。何とか笑顔で聞いてくれていますが(笑) おそらく、このコマンタレブーでも同じ現象が起きているのでは?と、最近は少しビビッております。(どうですか?みなさん???) 私の本来の性格、ネガティブさが遠因でもあるのですが、過去を振り返る理由が、最近少しだけ理解してきました。
それは、私がこの店を起業するまでお世話になった当時の上司や経営者の方々と比べることから、自分はどうだったんだ?と過去を振り返ってしまうようです。 私がお世話になった方々は、当時は私より年上なのですが、今となっては私のほうが年齢は上であることに気づきました。「あの時は、今の俺より若いんだよなぁ〜」なんて思います。あの時必死に『こんな人になりたい!こんなパンを作りたい!』と思い、願い、目指した自分は、今の俺なんだろうか? なかなか答えを出すことは出来ませんが、あの人ならオレよりも、もっと仕事できたな、真剣だったな、覚悟があったな、と。お世話になった方々と比べてしまいます。 私が2件目に修業したパン屋さんオーナーで、大変お世話になった竹内さんという方がいらっしゃいます。 修行後にお会いした際に、「小島、ウチも6年経つからさ、そろそろ10年目が見えてきたぜ。楽しみだな。お前も頑張れよ!」なんて話になりました。 私は、自分の未来と少しもリンクできず、この話題に対してうまく言葉を返すことができませんでした。当時の私は27歳。竹内さんは34歳だったと思います。 う?ん、絶句してしまいます。 比べる意味なんてないのかもしれませんが、あれから14年。あの頃の竹内さんと今の自分重ねて、今ようやく10年目へのスタートを切れたような気がしています。