フランス訪問その4
ご機嫌いかが、ケンジです。 フランス訪問その4は、南フランスはNîmes(ニーム)から。ニームといえばローマ時代の遺跡が多く残る街として有名で、ご存知ポン・デュ・ガールやメゾン・カレ、円形闘技場などで知られる人気の観光都市です。ガイドブックには必ずと言って掲載されるので、ご存知の方も多いと思います。『デニム』の由来の街でもありますよね。 さて、今回のフランス訪問の目的、覚えてますか?前回のコマンタレブーでもお話しましたが、『パリのパンではなく、地方の文化からパン、菓子を探ろう。自分が体感した感想からフランスを知ろう』でした。今回の渡仏には、色々な理由がありますが、そもそもこのテーマでリオンや南フランスまで来たのには、仙台でのある出来事がきっかけでした...。
以前、僕の知り合いの仙台在住のフランス人の方と会話をしているときに、なぜか北フランスと、南フランスの文化の違いの話になりました。 彼は『文化が違うから、考え方も違う』から始まり、『北の人間の思考回路が理解できない、全然。』に至り、更には『ノエルもさぁ、北のビュッシュなんて食べる気になれない。』 アララ?って感じ。てことで、当然こんな質問を僕はします。『文化も違えが食も変わるのは当然だけど、そんなに違う?』 『モ・チ・ロ・ン!!』...。ここまで言われたら興味わきますよねェ。 こんな事情をMAXに話すと、『確かにそうだね、違うね、全然。』ということで、このテーマで動くことに決めた次第です。仙台の彼はマルセイユの出身でしたが、たまたまニームにはMAXの修業時代のパティスリーがあったり、ニームにしかない面白いパンがあると聞いていたので、立ち寄ることになったのです。 そんな経緯で訪れてた街、ニーム。今までの都市と比べて...まず寂しい。街並みがぁ、ちょっと違う。パンが...ちょっと違う。ケーキも...チョコッと違う。この感想、別にふざけてませんよ!ただ本当に、そのぐらいしか感じられないんです。 もっともっと勉強しないと、違いも分かり難いのだと思います。掲載写真のように、アイテムとしての地域色は当然ありましたが、僕が求めていたものとは、少し違う。 食文化における違い、それは基盤となる生活習慣、文化からの違い。パンやケーキをどの位置付けにしているのかということ。そこまで掘り下げて解釈するには、あまりにも勉強不足。会話すらままならないのでは、色々見つけてくる訪問にはなりえなかったようです。経験値としては大切な時間にはできましたが...。 全4回に渡り『フランス訪問』をお話しましたが、テーマに対しての答えはあんまりお伝えできませんでしたね。次回の訪問は来年だと思いますが、もっと語学と歴史を勉強して、このコマンタレブーでお伝えできればと思います。