ご機嫌いかが、ケンジです。

先月行ったスペシャルパン教室。開催をしておきながらなんですが、詰め込むだけ詰め込んだ内容で、よくやれたな〜と思います。ホントに無事に追われたのが不思議なくらいです。今回はこのスペシャルパン教室のバタバタな感じを少しだけ振り返ってご紹介します。

今回のスペシャルパン教室のテーマは『今日はあなたも1日パン屋さん！』でした。
そもそもウチの厨房で手作りパンを教えるのには限界があることと、イベントらしくワイワイやりたいとの想いから、このテーマを基に企画しました。通常のパン教室というより、パン屋さん1日体験といったもの。ちょっと普通じゃない企画です。

２班に分かれていくつもの作業を同時進行なので、とにかく慌ただしい現場でした。

実際の営業を擬似的に体感していただくため、参加いただいたお客さまには新人研修という設定で作業をしていただきました。朝礼から始まり、分刻みで作業をこなし、ランチも各班で30分だけという・・・結果的に過酷な内容。参加いただいたお客さまに対する気遣いゼロのきわどい対応となってしまいました。改めて考えると、恐ろしいですね（苦笑）

特に私が担当させていただいたチームBのお客さま。マジで働いてもらいました。その働きっぷりときたら、申し訳ないを通り越して、ウチのお店で即戦力になりそうな素晴らしい動き。凄い！凄すぎる！当たり前なのですが、参加者の方から最後にはこんなコメントも。「明日、完璧に筋肉痛です。」

プロ仕様の機械を使ってパン作り。これはクロワッサンの生地を作っているところです。

このようなハード過ぎる内容にもかかわらず、最後に書いていただいたアンケートでは、嬉しい感想を沢山いただきました。自分の楽しいと思うことを、同じようにお客さまが楽しいと感じてくれるとは限りません。しかし、自分が楽しいと思うことだからこそ、本気でお客さまに伝えることができる。今回の企画はある意味、私にとって賭けでもありましたが、このような想いから企画へとつながったものでもありました。

スペシャルパン教室を次の機会に開催するかは現在のところ未定ですが、皆さんのご意見も取り入れながら、本気で面白いと思う企画をこれからも考えていきたいと思います。

皆で成形中。経験者のようなスピードで、どんどんパンが作られていきます。スゲー！

オーブンも大きいので、二人がかりでパンをオーブンの中へ。なかなか体験できないことだと思いますが、皆さん筋肉痛です。